財団法人千葉県文化振興財団

千葉県文化振興財団NEWS

千葉県文化振興財団NEWS vol.11でご紹介した大塚百合菜さんのインタビューです。



県民の日記念第21回若い芽のαコンサートに出演され、昨年、ドイツのワイマールで開かれた第6回シュポア国際ヴァイオリンコンクールで特別賞を受賞された大塚百合菜(おおつか・ゆりな)さん。
桐朋学園大学3年。
  ---特別賞受賞おめでとうございます。
  発表の瞬間のご感想をお聞かせください。
 表彰は、全員が客席に座っていて、3位から順に名前が呼ばれました。残念ながら入賞はできませんでしたが、最後に発表された特別賞で名前を呼ばれて、とてもびっくりしました。あとからこの賞はめったに出ない賞だと聞いて、とてもうれしく思いました。

---コンクールでは、「弾き振り」での審査があったとお伺いしましたが、「弾き振り」とはどのようなものですか。

 「弾き振り」とは、演奏しながら指揮者の役割をすることで、普段はあまり行わないことですが、今回のコンクールでは、この「弾き振り」も審査の対象でした。
 実際には、いつもよりオーバーアクションで演奏をして、他の奏者に指示を出しながら演奏をします。
 このようなコンクールで弾き振りができたのも、とても良い経験になりました。
---若い芽のαコンサートにご出演された後、ご自身の中で変化はありましたか?
 若い芽のαコンサートに出演させていただいたときは、高校3年生でした。
 はじめてオーケストラと共演したのが、このコンサートで、コンチェルトを全部演奏したこともはじめてでした。体力的にも精神的にもどのように整えていけばいいかなど、学ぶことがとても多く、自分の中でとても自信になりました。
 私と同年代の演奏家の中には、プロのオーケストラと共演したことのある人が少ないと思うので、これからの演奏活動につながる、とても良い経験をさせていただきました。
---よく、「曲のイメージを大切に・・・」と言われますが、演奏前にどのようにイメージづくりをされていらっしゃいますか。
 とても難しいことです。
 誰に聞いても同じ答えは返ってこないので、自分なりに見つけていくしかないと思っています。
 作曲家のことを調べるだけではなく、時には、書物を読んだり、絵画を見たりしてイメージをつくっていくようにしています。
---イメージされたものを実際に「音」にする。とても難しいですが、普段どのように練習されていらっしゃいますか。
 正直、いくらやっても時間が足りないです。
 自分が「良い演奏だった」と思っていても、周りの反応がそうではないことがあります。自分のイメージした「思い」を、どうやったら伝えることができるのだろうと、いつも考えています。
 練習でも本番でも必ず録音をして、その後、聞くようにしています。自分の耳で聞いていて、良かったと思う演奏も、録音したものを聞いてみると良い演奏ではなかったということがあるので、 録音したものを聞くことは、自分の演奏を客観的に聞くことができる、とても大事なことだと思います。
---ご自身にとってヴァイオリンとは何ですか。
 3歳からヴァイオリンを習っているので、ヴァイオリンがない生活は考えられないです。
 いつもそばにあるので、ヴァイオリンを持たないで出かけるととても違和感があります。
---今後の演奏活動についてお聞かせください。
 まだ、大学3年生なので日々勉強ですが、先々は日本国内のオーケストラで活動していきたいと思っています。
 今後の出演予定は、3/4(金)に千葉市生涯学習センターで開催されるコンサートに出演するほか、シャネルの2011年アーティスト(2011 PYGMALION SAYS ARTIST)にも選ばれたので、3月から数回、銀座・シャネルのネクサスホールでコンサート行います。