財団法人千葉県文化振興財団

千葉県文化振興財団NEWS

千葉県文化振興財団NEWS vol.11でご紹介した竹山愛さんのインタビューです。



県民の日記念第23回若い芽のαコンサートに出演され、昨年、日本音楽コンクールのフルート部門で第1位、あわせて聴衆賞も受賞された竹山愛(たけやま・あい)さん。
東京藝術大学大学院。
  ---日本音楽コンクール第1位おめでとうございます。
  発表の瞬間のご感想をお聞かせください。
 本番前、いろいろなことを考えすぎてしまい、リハーサルに集中できないまま本番を迎えてしまったので、正直、良い演奏ができたかどうかはわからなかったんです。結果も「たぶんダメだろうな」と思いながら友達と見に行きました。先に聴衆賞、続いて本選の結果が発表され、自分の名前が書いてあることが、とても不思議で、状況がよくわかりませんでしたが、日に日に喜びが増し、この賞の重みを実感しています。
---若い芽のαコンサートにご出演された後、ご自身の中で変化はありましたか?
 私の中でたくさんの変化がありました。
 プロのオーケストラとの共演が初めてだったのですが、ソロ奏者としてオーケストラとアンサンブルをしなければならないことに対して、すごく真剣に向き合うことができ、学ぶことができました。
 私自身、習志野高校の吹奏楽部出身なので、千葉県文化会館の大ホールは憧れの場所だったんです。その憧れの場所でソリストとして出演できるなんて夢にも思っていませんでしたし、生まれ育った千葉県で、このような大きなコンサートに出演できたことが、何よりも嬉しかったです。
---よく、「曲のイメージを大切に・・・」と言われますが、演奏前にどのようにイメージづくりをされていらっしゃいますか。
 まずは、作曲家のことをよく調べます。
 どんな時期に、どのような環境で書かれたものなのか入念に調べます。その後、自分自身の中でイメージづくりをしますが、「この音の並びは何を言おうとしているのか」「どのように演奏をしてほしいのか」を楽譜から読み取りますが、正解がどこかにあるものではないので、自分なりに感じ取ったものを大切にするように心がけています。
---イメージされたものを実際に「音」にする。とても難しいですが、普段どのように練習されていらっしゃいますか。
 私はとても不器用なのでとても時間がかかります。
 時間があるときは、出来る限り練習するようにしています。
 必ずしていることは、常に持ち歩いているデジタルレコーダーを使って、どんなときでも録音は欠かさず行っています。録音した後は、必ず録音したものを聞き、確認をしています。
---フルートをはじめられたキッカケを教えてください。
 小学校の音楽会で演奏しているお兄さん、お姉さんを見て吹奏楽部に入部しました。
 実は、最初演奏していた楽器はクラリネットやサックスだったんですが、母がフルートを持っているので、フルートを演奏したいです。と当時の先生に話したのがはじまりです。
---ご自身にとって音楽やフルートとは何ですか。
 フルートは、「大好きな音楽に触れるために、とても必要なもの」と、最近強く思うようになりました。
 私にとって音楽とは、「今の自分を教えてくれる大切な道標」ですが、それとともに、国籍や言葉の壁を越え、みんなが同じ思いを持って、同じ目的に対して向かっていける、とても素晴らしいものだと思っています。
---今後の演奏活動についてお聞かせください。
 日本国内のオーケストラに入って活動したいです。海外のコンクールにもチャレンジしたいと思っています。
 今後の出演予定は、3/8(火)に日本音楽コンクールの受賞者演奏会(東京オペラシティ)に出演します。